ティカパーコ

週末デザイナーの見解

沖縄インディーズ界隈に見るライブフライヤー論 後編

 

yona.hateblo.jp

 

ライブフライヤーってそんなに印刷する必要なくない?と思っていた時期がありました。webフライヤーで充分じゃない?フライヤー印刷代で他にグッズ作った方がよくない?との考えです。

 

その時に出てきた意見としては「記念になるから」とか「少ししか可能性はないけど、フライヤーを見て来たよって言われたら嬉しい」とかそんな感じで、費用対効果がない事は明白だったので考えは変わらなかったのですが、ひとつ「友達になるために渡している・友達になれば来てくれる」という意見があり、わりとフライヤー印刷肯定派に。

フライヤーは宣伝ツール兼コミュニケーションツールってわけです。お店にポンと置いていくだけなら刷らない方がマシです。

 

今回のアンケートがデザイン界隈にRTされたとき、デザイン費が安すぎる!との意見がたくさんありました。それはごもっともなのですが、ライブの規模を考えるとそうでもないのかなーと思っています。

 

沖縄のインディーズのライブは大体チャージが2000円以下で、それを越えるとちょっと高いな、と感じるほど。来沖バンドがいてもそれは同じです。そこから更にハコ代や打ち上げ代(多分これが一番かかるんじゃないか)、収入の少なさを考えると大体そうなってしまうんじゃないかなと…

 

でも、お金ないせいでダサいフライヤーだらけになるのはすごく嫌なんですよ。だから「この予算で」って言われたらその予算内で収めることは全然できます。タダでも私に見返りがあれば全然良いです。


「ステキなフライヤーだと行きたくなる!」って意見もよく聞くんですが、結局ライブに行くか行かないかっていうのは情報が耳に入るか入らないかの次に大事なのが「誰が出てるのか」なので、どんなに良いデザインのフライヤーを作っても、懐に納められちゃって終わりなわけです。私自身どんなにステキなフライヤーでもゴリゴリのハードコアイベントやDJオンリーイベントには滅多に行きません。こわいから。

(でもフライヤーがダサいから行きたくないイベントはたまにあるし、金払って作ってもらっただろうけどイケてないフライヤーも結構ある。私のフライヤーもその一部かもしれない)

 

個人的には、もっとライブハウスに人が来て欲しいなと思うなら、絶対にフライヤーは印刷してばら撒くべきだと思うんですよ。なぜなら前編で言ったとおり、インターネットに拡散力はないから。ただWebフライヤーだけで良い場合ももちろんあるので、状況によりけり色んな人に依頼してみてください。新しい客層を手に入れる手段のひとつだと思います。
私も名刺サイズの告知ツールだとかイラスト表現だとか、集客のための案はたくさんあるので声掛けてみてください(宣伝)

 

イベントに限ったことじゃないけど、身内に篭もるんじゃなくって、もっと新しいことをしていかないと発展は望めないよなあと思っています。新しいことをやろうとしている人が気に食わないならただ否定するのではなく、もっと理由を付けて欲しい。否定されたときは仲間内で慰めあうんじゃなくて、新しいことを考えていきたい。ちゃんとコミュニケーションをとっていきたいです。そういうの苦手だけどさ。

 

フライヤーとかの宣伝ツール以外の部分でもっと集客できる方法ってないんですかね、たくさんあると思うんですけど。そういうの話すの好きなので、お酒飲んでる時会ったら話しましょうね。

 

あとお金もっとくれたらもっと気合入れてフライヤーつくりますので臨時収入とかあったらもっとお金ください。成功報酬でもいいです。